
赤ちゃんを授かったお母さん達は、トツキトオカの長い月日の間
お腹の赤ちゃんに会うその日を心待ちにしていることと思います。
ですが、出産には不安がつきもの。
初産婦さんであれば、お腹の張りや身体の変化に戸惑うことも多いでしょう。
よく耳にするのが、
「臨月に入ると赤ちゃんの、胎動が少なくなるよ」
と言う話や、
「胎動が激しいうちは、まだ赤ちゃんが下がってきてないから
お腹が張っても前駆陣痛止まりだよ」
なんて話・・・。
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でも、妊娠中の変化や出産の兆候は、本当に人それぞれで
絶対にコレ!という決まりは少ないと思います。
そこで、前駆陣痛と胎動についての基礎知識と
困った時の対処法を紹介していきたいと思います!
前駆陣痛って何?
妊娠中期に入ってくると、きっかけは様々ですが
子宮が収縮することでお腹は固くなり、
「ちょっとお腹が張るなあ」と感じることが出てくると思います。
その子宮収縮は妊娠後期になるにつれて
中期よりも強く、頻繁に感じるようになるかもしれません。
後期~臨月における不規則な子宮収縮を「前駆陣痛」と呼びます。
前駆陣痛は、身体が出産に向けての準備をしているものですので
過度に不安を感じず、頻繁に子宮収縮が見られると感じた場合は
本当の陣痛なのか、それともしばらくするとおさまる前駆陣痛なのかを
落ち着いて判断することが大切です。
つまり、前駆陣痛は出産本番に向けて誰しもが通る道であり
パンパンに張ったお腹の中で、赤ちゃんも頑張って
生まれて来る準備をしていることを受け入れ、
前駆陣痛中は無理をせずに、心も出産の準備をする時間にしてあげて下さい。
胎動はいつから、どんなもの?
妊娠中期に入る頃になると、子宮内での赤ちゃんの動きが分かるようになり、
これを胎動と呼びます。
最初は違和感があると感じる程度でも、
妊娠が経過するにつれて動きも活発になり、ハッキリと自覚出来ると思います。
後期に感じるぽこぽこといった元気な動きは
喜びと愛しさがあふれてきますよね。
中には胎動が激しすぎて痛みを感じる人や、
胎動が刺激となって前駆陣痛に繋がる人もいるようですが、
胎動は赤ちゃんが元気に育っている証で、
妊娠~出産までの長い間、大切になってくるサインです。
赤ちゃんは子宮内で眠ることも当然あり、その間は胎動も静かになりますが、
あまり長い時間胎動を確認出来ない時は、
分娩予定の産院に電話連絡し、相談するべきです。
前駆陣痛中や出産が近い時、胎動はなくなる?
前駆陣痛は出産の本陣痛ではないものの
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子宮が収縮することで赤ちゃんは自由なスペースが狭くなっている状態です。
後期になればなる程、赤ちゃんも成長して大きくなっていますし、
子宮の中もだんだんと狭くなっていきます。
そんな子宮内が収縮されてさらに狭くなるのですから、
中期のような大きな動きをする余裕はなくなります。
ただ、注意して欲しいのが「胎動はなくならない」ということです。
先に説明した通り、ダイナミックな動きが減っても、
赤ちゃんの手足はそれなりに自由に動きますから
動きが全くなくなった、と感じる時にはすぐに病院に連絡してください。
赤ちゃんはお腹の中で眠っていても、何時間も眠るわけではありません。
胎動がないだけで・・・なんて思わずに、
妊娠中は何が起こるか分からないということを常に頭の片隅に置き
いつでも病院に連絡出来る体制を整えておきましょう。
胎動が激しいうちは生まれない?
長かった妊娠生活ももうすぐ終わりに近づく臨月。
この頃になると胸のすぐ下から突き出ていたお腹も下がってきて、
赤ちゃんの頭も同様に骨盤内に入っていき、
固定された状態のようなイメージを思い浮かべてみて下さい。
そうなると動くスペースが少ない上に頭も固定されていますから
必然的に胎動は減ってきます。
動かせるのは手足くらいになりますが、
大きくなった赤ちゃんの手足の動きは分かりにくいこともなく
以前よりも重みのある動きとなって必ず胎動として感じ取れます。
後期~臨月の妊婦健診でも、
医師から「胎動がなくなった場合はすぐに連絡してくださいね」
と話があると思うので、
動いているから生まれない、なんてことはありません。
胎動が全然ないとなれば、赤ちゃんのためを思って
すぐに病院に連絡することが大切になります。
まとめ
1.前駆陣痛は不規則かつ継続しないため、落ち着いて対応する
※治まらない場合や痛みや出血がある時はすぐに病院受診!
2.胎動は妊娠中期頃から自覚するようになり、赤ちゃんが元気な証
3.妊娠後期~臨月は胎動が減るものの、なくなることはない
4.もし胎動がなくなったと感じたら、迷わず一度病院に連絡する!
今回まとめた前駆陣痛と胎動は、
赤ちゃんが元気に生まれてくるために
重要な役割を担っていることが再確認出来ると思います。
大きな喜びの中に、不安もある妊婦生活ではありますが
不安や心配事を乗り越えていく力が
これから待っている育児へと繋がっていくのかもしれませんね。
神経質すぎるなんてことはありませんから、
出産を手伝ってくれる助産師さんや医師を信じて
その都度不安を解消し、素敵なマタニティライフを過ごしてくださいね。
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