自傷行為の原因は?うちの子供はどうして傷つけるの?

お子さんが自傷行為をした。

子供の友人が自傷行為をして子供も動揺している。

うちの子は繊細だから、もしかしたら・・・

 

そんな方の役に立てるようにこの記事を書きます。

 

私は日記をつけていて

中学生の頃から書いています。

ですので当時を思い出しながら書きます。

 

日記を読み返して中学生当時の自分の気持ち

大人になってからの気持ちと

どうしたらいいのかを考えました。


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私が中学3年生の時に起こった出来事です。

 

中学3年生の1月

中3女子のAちゃんは祖父母と母親と暮らす

色白のかわいらしい子でした。

成績も良く、運動神経もよく、明るく女の子らしい子です。

 

Aちゃんと私は同じ小学校で

クラスも何度も一緒になり

いつもクラスのかわいい女子のグループにいて

少し意地悪なところもありましたが

生徒会の会計をしていて人気のある

よく笑う明るい子でした。

 

ただ、お母さんが夜のお仕事をしていたので

「さびしい」と口にしていることも。

 

受験を控えた中学3年の冬。

生徒会室で作業をしていたときです。

Aさんが泣きながら生徒会室に走りこみました。

 

男子生徒C君が入ってきて

中にいた生徒は

「どうしたの?Cが泣かせたんだろ~」

と、からかい半分で2人を迎えました。

 

C君「違うよ。俺じゃねぇし。A、泣くなよ」

Aちゃんは、立ったまま泣いています。

C君はAちゃんと小学生の頃から仲のいい子です。

 

その日は、合唱祭の準備のために

放課後に生徒会の役員が集まっていました。

 

私は生徒会役員で同じ部屋にいて

少し離れた所から騒ぎを見ていました。

 

C君「こいつ、俺と同じ部活のTにちょっと前に手紙で告白したんだよ。

そしたら、さっき返事がほしいって俺らの部室に来てさ。

Tの奴、みんなの前で

「受験前に何言ってるの?好きとかこの時期に普通言わない」

って、言ったんだ。それで泣きながらここまできたんだよ」

 

C君はそこにいた4人にわかるように言いました。

 

C君の話を聞いてみんな黙ってしまいました。

近くにいた生徒会長が

「とりあえず、落ち着きなよ」

と、Aちゃんに声をかけましたが興奮状態です。

 

Aちゃん「ざまぁみろって、思ってるんでしょ!」

 

Aちゃんのまわりには

3人が集まって、なだめたりしましたが逆にどんどん興奮していきます。

 

最後には机の上にあったハサミを持ち、左手首に当てました。

 

ハサミを取り上げようとするC君と、抑えようとする女子生徒。

生徒会長が

「先生よんできて!」

と、なんとかAちゃんをとめようとします。

 

私は呆然としてただ見てることしかできませんでした。

 

結局先生が来る前にAちゃんは、すごい勢いでハサミを奪って

勢いにまかせて手首に当てて思い切り引いてしまいました。

 

うっすらと滲んだ血を見て抑えようとしていた女子が、とっさにハンカチを出して、

Aちゃんの手首の傷を押さえました。

 

Aちゃんは、その場にへたりこんで泣いていて、女子生徒も泣いています。

 

走ってきた担任の先生が

状況を判断して怪我を見ると

事の顛末を知っていたC君と

ハンカチをあてていた女子生徒と一緒に

保健室へ行きました。

 

私は目の前で起こったことに動揺し動けませんでした。

そこで生徒会長が

「今日はもう、終わりにしよう。続きはまた明日でいいよね」

と言ったので、片付けもおろそかにその日は解散しました。

 

私は当時の日記には

受験で大変な時に好きだのよく言ってられるよな。

ストレスからの現実逃避かも。

 

ただ、手首を着るとか

そんなことをしていいはずはない。

なんだかすごく腹が立つ。

 

みんなが慰めていたけれど

逆に興奮していたよな。

あれって、はさみを持った手前

引っ込みがつかなかったんじゃないの?

 

いきなりすぎて何もできなかったな。

どんどん興奮していくから

下手に刺激したくなかったのかも。

 

違うな。関わりたくなかった。

私、弱虫だな。

止められなかったな。悪いことしちゃった。

 

でもあまり血が出ていなかったから

深く切ってはいないだろうな。

でも、傷、痛むだろうな。

心も痛むよな。大丈夫かな。

 

私は2週間後に一次試験を受ける予定。

受験前なので苛立ちを覚えました。

保身に走った自分を自己嫌悪しました。

それと同時に小学校からの同級生の

自傷行為を心配しました。

 

複雑な思いを自傷行為を見て感じました。

 

その週は休んだAちゃんは

翌週から二週間ほど保健室登校をしていました。

 

学年中に知れ渡り

Aちゃんに同情をする女子生徒。

告白されたT君は悪者扱い。

C君はどちらの味方もできずにもうやめようと言うばかり。

その話になるとあらかさまにその場を立ち去る子。

 

すごくギクシャクした空気が続きました。

先生から

「来週から教室に来るようにAさんには言ったから、みんな受験に集中しよう」

と言われて、みな自分たちの今いる時期がどういう時か

思い出したかのように、何も言わなくなりました。

 

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卒業をする頃には

Aちゃんも落ち着いて

志望校にも合格することができました。

 

大人になってみてわかること

・Aちゃんの気持ち

私も、16歳の時に失恋をして

リストカットをしたことがあります。

非常に恥ずかしいですが

当時は必死でしたし、恋愛がすべてのような

盲目的なところがありました。

 

その経験と、Aちゃんとの交友関係から

知っていることを推測すると

リストカットをしたAちゃんの気持ちが

なんとなくですが思い描けます。

 

T君を好きになったの気持ちは

惹かれるものがあったから仕方ない。

小学生の頃から、恋愛漫画に憧れがあった。

好きな人と一緒に頑張って

受験を乗り越える漫画があった。(私も借りたことがある)

 

受験生でも恋愛をしていいんじゃないか。

一緒に頑張れたら嬉しい。

私のことを恋人として認めてほしい。

そんな憧れも抱きつつ手紙を書いた。

 

返事を待つのは、つらい。

受験がせまっているから、焦る気持ちがある。

なんで返事をくれないの?

 

期待のほうが大きかった分

T君からの心無い返事のショックが大きかった。

振られることを考えていなかった。


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自分をうけとめてもらえなかった悲しみ、寂しさ。

T君の正論からの恥ずかしさ。

こんなにもT君が好きだとわかってもらいたい。

私に注目してほしい。

という承認欲求。

それが極端に出て

 

私なんて死んだほうがいい

手首を切れば気にしてもらえる。

 

という極端な思考が

リストカットになったのでしょう。

 

もちろんもっと複雑でしょう。

誕生日には

「ママはたくさんプレゼントをくれるけど

いつも一緒にいてくれないの。ちょっとさびしいんだ。」

と素直に友達に話すこともありました。

 

小学生の頃から「誰が好き」と

周囲にも言っていましたし

バレンタインには決まって誰かにチョコを渡していました。

 

そばにいてくれるような

強いつながりの持てる相手を探していたように見えます。

 

親になった私がもしもAちゃんの親なら

話をするのは難しいと思います。

自傷行為を下当人が

色々な考えを整理して

理路整然と「こうだから、こんな気持ち」と

話をするのには

ものすごく色々な要素が絡んでくるからです。

 

上に記したことだけでも

さびしいから、彼氏がほしかった。漫画の影響。

T君が返事をくれない。希望と現実が違った。

たまたま、目に付いたはさみで死のうとした。

など、様々な要因があるからです。

 

それに、私がAちゃんなら

親に対して恥ずかしくて言えません。

自分がリストカットをした時も

その原因やその時の気持ちは

親には言いませんでした。

 

自分で切ったと言ったら

「馬鹿なことしないでよ!みっともない!」

と、頭ごなしに怒られて

余計惨めな思いをして、ますます自己嫌悪しました。

 

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私が親なら

起こったことよりも

「この先どうなりたいか」

へ目を向けて、接していきます。

 

「痛かったね」

という事実だけ言って

「お母さんは、Aちゃんが大切です。

全部話す必要はないけれど

Aちゃんにもしものことがあれば

お母さんは本当に一生悲しくて苦しくなります。」

とだけ伝えます。

 

あとはその子の好きなことに

寄り添うような何かをします。

 

漫画が好きなら一緒に読みます。

 

家族のグループラインで

なんでもない話を書いて家族の記録にします。

 

時にはパパとの馴れ初めを書いてもいいでしょう。

恋愛に興味があるのであれば

その子の興味に沿うような内容で書きます。

 

子供が何かを書いたら

「そう思っているんだね」

と肯定します。

社会的秩序に反するような事には反論しますが

それ以外のことは絶対に反論せず受け止めます。

 

ここでの私の

この先にどうしたいかの気持ちは

「友好的な親子関係を築くこと」

「どんなあなたでも、認める、自傷行為をさせない」ことです。

 

寂しさを感じさせていたのであれば

直接に言わなくても

とにかくいつも気にかけているとアピールします。

 

そして、

「こんなくだらないことでも言い合えるあなたがいてよかった」

と、時々だけど言い続けます。

 

なぜなら

リストカットという問題行動を

起こさせた根底には

「認めてほしい。注目してほしい」

という気持ちが大きくあるように思えるからです。

 

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私は16歳の時だけでなく

大人になってからも

うつ状態のときに

自傷行為をした経験があります。

 

その時は

絶望感・生きることへの無気力・何もかもめんどくさい

自分の生きる価値が見出せない・誰からも必要とされていない

今ここから逃げ出したい・辛い

というように

「自分は価値がない」

という極度の劣等感にさいなまれていました。

 

自傷行為で、周りを試すようなところもありました。

 

多少の劣等感は踏ん張りにもなりますが

極度になると何を言われても

自分の存在がいらないものに思えます。

 

自傷行為をした人は何もかもめんどくさいので

関わってくれる周囲の人へ

心を開くまでに時間がかかります。

 

だから長い目で根気よく

暖かく見守ったり、関わり続けることが

大切だと、実感するのです。

 

〇そばにいる誰かが必ず支えてほしい

私にとっての自傷行為からの

回復には

親よりも、友達のほうがきっかけになりました。

 

買い物に、電話をしたり

面白い本をかしてくれたり。

特別な事をしてくれたわけではないけれど

「今はおちこんでるだけ!」

と、今まで通り関わってくれていました。

 

主人は口下手で、時折花を買ってくるだけでした。

 

何を感じるかは、人によりけりでしょうが

花一輪が、慰めになることもあります。

 

やってしまったことを責めるよりも

その先に希望の花が咲くような

太陽のような暖かさで

見守り関わることが大切だと

私は思います。

 

(みみみ3)

 

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