光とともに ドラマのあらすじ 自閉症児の子育て

私が今まで利用したことのある図書館は12箇所。

この12箇所の図書館すべてに

ドラマの原作のマンガ本がおいてあったのが

「光とともに」です。

 

私は小説や実用書の本も好きですが

漫画もよく読みます。

 

「マンガなのに、どこの図書館にも置いてあるなぁ。」

と、気になって、それとなく手を取ると

自閉症児の子育てマンガでした。

 

私の子供は健常児です。


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手に取ったきっかけは

2004年の4月にテレビドラマでした。

 

自閉症の子供「光くん」のママが篠原 涼子さん。

パパがTOKIOの山口達也さん

小学校の担任の先生が小林聡美さんと

キャストもよく知られた方たち。

 

わが子は当時3歳でしたが

子育てのドラマなのでなんとなく見ていました。

 

当時私の周りに自閉症を持つお子さんはいませんでした。

「障がいのある方」のおばあさんが近所にいたぐらいです。

私にとっては未知の世界です。

 

このドラマがきっかけで

「自閉症のお子さんと出会ったら、どうしたらいいのか」

を考えたり

「障害について」

考えるきっかけになりました。

 

このドラマ。

とにかく泣けるんです。

ドラマを待ちきれなくてマンガを読みましたが

こちらも泣けるんです。

 

「光とともに」のドラマのあらすじを紹介します。

 

自閉症とわかるまで。わかってからの初期の頃

ひかる君、5才が小学校に入学する前から物語は始まります。

光君はまだ言葉が出ません。

パパも、パパの母親も言葉がないことを気にかけています。

 

一見すると、おとなしい光君。

でも突然叫び声を上げたり、暴れたり

ママは子育てに困惑気味です。

 

第一話では、移動の最中に

突然いなくなってしまい

危ないところを助けられます。

 

ママは

「わけがわからない」

と、助けてくれた女性に、つい漏らしてしまいます。

 

助けてくれた女性は

手を伸ばした先にあった物が

気になったのではないでしょうかと言いますが

 

子供が危険な行動を起こした後のママは

怒り出してしまいます。

 

光君がママを悩ませるような行動は沢山あります。

物をちらかしたり

言うことをきかなかったり。

 

子育てを引き受けるママは

「うちの子はおかしい」

とパパに言いますが

「母親のくせに自分の子供がおかしいなんて」

と、パパは取り合ってくれません。

 

なんだか、日本の家族事情を

よくあらわしているような場面でした。

 

パパの母親も理解がなく

姑根性丸出しで、嫁の悪口を言う始末です。

まだ、自閉症だとわかっていないところから

物語は始まるのです。

 

当時の私も仕事はせずに

子育てに専念中。

子供のことを主人に話しても

「仕事で忙しい。子供のことはよくわからないから任せるよ」

というような事を、言われたことがありました。

 

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「光とともに」は、リアリティがあります。

作者は綿密な取材に基づいて自閉症を描写しているからです。

 

光君が自閉症であることがわかり

一番最初に検査で知ったママは

現実を受け入れられませんでした。

 

病院の検査の時にもらった

小冊子を見て

自閉症の特徴的な行動を読み

当てはまることが多すぎ

ママも認めざるを得なくなります。

 

パパにも相談しましたが

パパは完全に否定的で

受け入れられません。

 

なかなか理解してくれない家族。

 

ドラマでは

日常生活の大変さが

細かく描かれています。

 

小学校の特別支援学級での生活と

家庭での生活。

 

毎回何かしら事件が起こります。

回を追うごとに少しづつ

家族も、小学校のつながりの周囲も

住んでいる地域の方たちも理解をしていくのですが

その理解を得ることがとにかく大変。

 

自閉症のお子さん特有のこだわりで

問題行動を起こしてしまう光君。

 

たまに口を開けば

ママの言うことをそのまま

オウム返しに言うだけです。

 

自閉症だと知らない人には

「馬鹿にしている」

ように思えてしまいます。

 

ドラマでは自閉症に特有の

「苦手なこと」

「こだわり」

が全面的に描かれています。

 

まだ自閉症だとわかり間もないため

子育てを担うママも

どう接したらいいのかわかりません。

 

自閉症がうつ病だと誤解している姑からは

「子育てをきちんとしていない

あなたのせいだ!」

きつく責められてしまいます。

 

親も祖母も普通に育つものと

思っていただけに

皆ショックが強すぎて受け入れがたいのです。

 

「自閉症」と言われて泣いてばかりのママ。

身につまされるものがあります。

 

今まで周りに障害を持つ人が

いなかったので

わかってくれる人や相談できない。

 

「こだわり」の強さから

部屋の中の引き出しという引き出しを

いくら止めても叱っても

すべて出してしまう。

 

ちらかし放題やりたい放題で

落ち着くまでは片付ける気力もわかないママの姿。

「疲れ果てている」

のが伝わってきます。

 

大きな音や聞きなれない音で

パニックになり

「あー!あー!」

耳をふさいで騒ぎ出すシーン。

 

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周りからすれば

「何が気に入らないのか」

「普通は言うことを聞くものだ」

という無理解の目にさらされます。

 

光君のママは育児放棄をするような

無責任さやいいかげんさはなく

一生懸命子供を育てると言い

子育てをしてきました。

 

「わけのわからない子」でも

自分の子供。

ほおっておくこともできません。

 

でも、光君の起こす

問題行動の表面上の出来事ばかりに

目が行ってしまい

ますます「わからない」

こんなママの気持ちがすごく辛いんです。

 

なんとか理解しよう、わかろうと

色々とあがきますが


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自閉症についての理解の浅い

夫や姑の言葉に流されて

「親子関係が悪いから自閉症になった」

と思い込んでしまいます。

 

理解を得られないがために

一人で抱えなきゃいけない辛さ。

このまま物語が進むのは

見ていて悲しくなりそう。

 

でも共感できる部分もあるので見続けました。

 

光君はなんのきっかけもなしに

問題行動を起こしているわけではありません。

 

周りから見ると「問題」になるような

行動でもその原因が何か。

きちんとあるのです。

 

最初はママもなげやりで

「いつもこうだから」と

あきらめていたことでも

 

ふとした瞬間に原因がわかります。

その「わかった」

ことがママの喜びになり

前向きに自閉症をとらえるきっかけに

なり、物語は

「光君もママも家族も成長」

になっていくのです。

 

実際の自閉症の子供と接していると

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このドラマを見ていると

さまざまな角度から問題提起をしているのがわかります。

 

私は仕事で、障がいを持つ子供の学童保育で

働いているので、「光とともに」のドラマが

「ありえる」とうなずけることが多々あります。

 

ドラマでは光君の他に

同じ年頃の自閉症の女の子も出てきます。

 

光君はなかなか笑わないけれど

その女の子はいつもニコニコしています。

 

同じ「自閉症」といわれても

その症状は人により違うのです。

 

スキンシップが好きな子もいれば

苦手な子もいます。

 

苦手な子は

「触られるとそこが奪われた気になる」

のだそうです。

なので、取り返そうとして

触れた相手のその部分を何度も触って

取り返そうとします。

 

「取り返した」と納得ができると

その行動は止まりますが

納得いかないまま

触れた相手がいなくなると

ものすごく嫌そうな顔をします。

 

何の説明も受けずに

「行かないで」とでもいうように

腕を掴まれて取り返そうとする

行動をされると

された方は「?なにしてるんだ」と

思ってしまいます。

 

こういう「こだわり」があると

知っていれば納得のいくまで待てますが

 

知らなければ「なに、この子」

と、うざったがる人も出てきます。

 

自分に触れた相手がいなくなってしまった時。

納得がいかない触られるのが苦手な子は

それをストレスとして抱えてしまい

気持ちを落ち着かせるまで時間がかかります。

 

落ち着かせる方法も様々で

怒って物や人に当たる人もいれば

一人になりたくて落ち着ける場所へ行く人も

大きな声で寄声を発する人もいます。

 

自閉症特有の「こだわり」は

人によって様々ですし

言葉がまったくない人もいれば

しゃべることはできても片言だったり

オウム返しや、まったく違う話をしてしまう人もいます。

 

なのでコミュニケーションがうまくいかず

「人付き合いが苦手」な方が多いのです。

 

多くの場合、表情や癖で気持ちを汲み取ろうとしますが

これが「朝から晩まで毎日続く」

家族は本当に大変だと思います。

 

症状の重さによっても変わりますが

多くの人が「成長がゆっくり」です。

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なのでドラマの中の光君も

「植物に水をあげる」という

簡単だと思えることをやりきるまでに

何度も失敗をします。

 

感動的なのが、そんな失敗も

「何がいけなかった」

と、先生やママがしっかりと見て原因をとりのぞき

辛抱強く「できるまで関わり続けている」ことです。

 

毎日の生活のなかでは

ママも自閉症や光君の特性を知り

持ち前の芯の強さと

行動力で地域も、学校も巻き込んで

良いほうへと、努力して行動をしていることです。

 

自分に置き換えると

子育て中にやってくる反抗期や

宿題をしたがらない悩みが

なんだか小さいことのように思えてしまいます。

 

健常の子供と障がいのある子供と

両方に接しているなかで思うことは

 

はじめは「わけがわからない」

と思うような行動も、必ず意味があって

「思いを伝える」のがうまくできるかできないか

の違いと

「成長のスピードが早いか遅いか」があるだけだ。

ということです。

 

兄弟でも

「よくしゃべる」子と「しゃべるのが苦手」

な子がいるように

個性が違いますよね。

 

私は障がいも個性だと思います。

 

そしてゆっくりでも

ひとつのことをやり遂げられるように

なったのを見られた時

その喜びは健常者も障がい者も同じ

 

いや、障がいがある場合のほうが

より喜びが大きいです。

 

障がい者を受け入れられる社会は

何に対しても強いと思います。

 

近所に住む障がいのあるおばあさんは

昔からそこにいて、こだわりや特性を

近所の人は知っているので

困っているのを見かけたら

助けられる人が沢山います。

 

助けた人たちは「お互い様」で

にこにこしていますし

おばあさんの家族も

「ありがたいです」と

ご近所づきあいのいい方たちです。

変に卑屈になることもなく、地域で暮らせています。

 

「光のなかへ」のドラマを通して

現実社会でも

「障がいがあろうがなかろうが人は人」

とあらためて認識ができました。

 

(みみみ3)

 

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