自傷行為をした家族に、どう対応したらいい?

私の周りの人の中で

義理の親の母親が自死。

 

実母を亡くした義父は

自死をした母親の妹と

自分の父親が再婚し

育てられたそうです。

 

昔のことなのでどんな理由があったか

詳しいことは知りません。

 

また、友人のお兄さんが自死。

近所の神社の木で首を吊りました。


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20代半ばで命を絶ち

まだ中学生だった友人は

怖くてしばらくその神社には

近づけなかったそう。

 

親の自慢の息子で

学歴や職業も申し分なく

何があったのか

親にしかわからないそう。

 

友人もそれきり詳しくは話してくれません。

 

さらに別の友人のお姉さんの

旦那さんが自営の会社の裏にある

木で首吊り。

 

経営不振で首が回らなくなり

お姉さんとその子供3人を残して

亡くなったそうです。

 

お姉さんはその後

住んでいた地から遠く離れた

叔母の家で暮らし

そちらで再婚相手を見つけ

仲良く暮らしているそうですが

 

お姉さんの親や

親戚が「忘れられるように」

と、遠くへ引っ越すよう

強く勧めて、引っ越されました。

 

道徳観念上、表立っては

語られませんが

自分で死を選ぶ人は身近にもいます。

 

身内を亡くされた人から

話を聞くと

本質は何かわからないことが多かったです。

 

義父は亡くなった母親を

「精神的に弱く少し、気がふれていたようだ」

と、語りました。

 

兄を亡くした友人は

「亡くなった時、何か抱えてたようには

思えなかった。俺よりも親にいい子だって

言われ続けていて、俺はうらやましい反面

いい子でいるのも大変だよなぐらいしか

思っていなかった」

 

お姉さんの旦那さんが自死を選んだ友人は

「食事を取らなくなって、眠れないって

お姉さんに言っていたの。

お姉さんが病院へ行こうと言っても

仕事をしないといけないからって、病院も行かなかった」

と、涙ながらに語ってくれました。

 

残された家族はどれだけ月日が経っても

大きな傷を抱えて生きています。

 

そんな自死になる前。

 

その寸前ともいうべき自傷行為。

 

その時の家族の対応として

自傷行為をした本人が辛くないような

家族の接し方をまとめてみました。

 

なぜ本人が辛くないようにするのか。

それは

「また自殺未遂をするかもしれないので

それ以上追い詰めないため」です。

 

自殺未遂をして

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病院にかかるような怪我や

疾患を抱えた場合は

一時的な入院をしますが

 

そこで、精神科や心療内科を勧められます。

もし入院に至らなかった場合でも

精神科の診察をすすめられるでしょう。

 

自傷行為を行った人が

中学生ぐらいからなら

そこに本人の意思を確認しましょう。

 

中学生というと、まだ子供という認識が

あるかもしれませんが

私が中学生だった20年以上前でも

死のうと思って調べれば

自殺の方法は沢山出てきました。

 

現在ではネットで簡単に調べられます。

その中でも

 

本気で死のうとしていたなら

確実に死ねる方法をとります。

 

死のうとは思っても

死ねなかった方法をとっていたなら

 

本当は生きていたい

という願いが心の奥底にあります。

 

ただ

死にたくなるほど辛い状況に

置かれているのは事実なので

自殺未遂をするのです。

 

なので

その死にたくなるほど辛い状況にある

自殺未遂をした人へ

 

追い打ちをかけるような言葉は

絶対にかけてはいけないと

思うのです。

 

心配で、病院にかかりたいと

思うのであれば

言葉がけには

気をつけてもらいたいと思います。

 

怒らずに過剰に反応しすぎずに

「病院に行ってみる?」

で、いいと思います。

 

本人が嫌なのに無理やり連れていくのは

逆に自傷行為を問題視しすぎて

本人の気力を奪うことにもなりかねません。

 

私は無理やり連れて行かれて時は

気が狂ってるように見えるような

入院患者の姿に

「ここに入院したら余計におかしくなる」

と、思いましたよ。

 

否定をしない

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もしも家族が自傷行為をしたら

「なんでそんなことをしたの!」

と、つい言ってしまいます。

 

その言葉の後には

「そんな事をしたらいけない」

という否定の言葉が

言わなくても続くであろうと

想像できますよね。

 

自傷行為をした直後でも

落ち着いた頃でも

本人は暗く陰鬱な気持ちになります。

 

「なんで」と言われても

説明しきれない心があったから

自傷行為をしたのです。

 

説明できない事を聞かれ

さらに思い出すようなこの言葉は

 

さらに本人の自己嫌悪を呼び起こす

一番言われたくない言葉です。

 

さらに否定の言葉として

「頭がおかしくなったの?」

「普通は、そんな事はしない」

「そんなことをしてみっともない」

「恥ずかしくないの?」

など

 

自傷行為をされたことを受け入れられず

相手を責めてしまうような

否定的な言葉は

 

心の傷が癒えていない本人には

「やっぱり死ねばよかった」

と、感じてしまう言葉です。

 

いつもは明るく元気な人でも

物静かで問題を起こすようなことを

したことがない人でも

 

皆、そう思ってしまいます。

 

私は自傷行為を自分でもしたことがあり

自傷行為をした友達のもとへ

駆けつけたこともあるので

 

両者の気持ちがわかります。

 

駆けつけたときは

自分自身、大切な友人だったので

その大切な気持ちが体に傷をつけ

悲しみ泣いている姿を見て

 

私以外にも沢山の人が

友人を大事に思っているのに

自傷行為をしてしまった友人が

「許せない」気持ちになりました。

 

死んでほしいと思う人なんていません。

沢山の愛情や優しさで

今まで生きてきたのに

それを裏切るかのように

自分の命を断とうとしたことが許せない。

 

人が一番最初に出す感情は

怒り、恐怖だそうです。

 

まさにその通りで

私は友人のもとへ行くまでに

なんでそんなことをするの!という

怒りと、

もしこのまま死んでしまったら…


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という恐怖でいっぱいでした。

 

幸い私はかけつけるまでの

20分ほどの時間で

気持ちを切り替える事ができ

友人のもとへ行った時には

 

自傷行為をした時の自分の気持ちを

思い出して次のような言葉で

落ち着いてもらう事ができました。

 

落ち着いて肯定すること

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自傷行為をして

助けを求めて来た友人の家へ

着いた直後の対応です。

 

友人の家についてすぐ

怪我の状況を確認。

 

友人はリストカットをしていました。

幸い病院へ行くほどの

傷は負っていなかったので

消毒をしてガーゼを当てておきました。

 

泣いている友人を見て

こちらも心が苦しくなりました。

友人「ごめんね、ごめんね。切っちゃった」

私「うん、切っちゃったね。痛いよね」

友人「痛い。痛いよ」

私「大丈夫だよ。だんだん治るから。

だから、これ以上痛い思いをなくていいからね」

 

私は、怪我の手当てのあと

血のついたカッターを片付

「飲み物、いれてきていい?」

と、キッチンへ。

 

万が一、また変な気を起こし

体を傷つけないよう

刃物は袋にまとめて

適当な棚にしまっておきました。

 

こういう時は

何を話したらいいのか困ります。

私は無理に話を聞きだされるのが

辛かったので

 

「事の真相や成り行きに触れるようなことは聞かない」

 

でいました。

暖かい飲み物を入れて

友人に渡し

「いらない」

と、言われても

「持ってるだけであったかいから」

と、落ち着くのを待ちました。

 

本人が望むことをしてあげればいい。

私はそう思っていたので

落ち着くまであえて何も言いませんでした。

 

友人「私、病院行ったほうがいいのかな?」

私「何科に行ったほうがいいと思うの?」

友人「精神科とか」

 

私「眠れないとか、食べられないとか続いているならね」

友人「眠ったかどうかわからない。食欲ない」

私「行くならママにも相談したら?」

友人「ママに心配かけたくない」

 

何があったとか核心には触れていません。

私は以前から相談を受けていたことが

悩みとして爆発してしまったのだろうと思いました。

 

「家族に心配をかけたくない」

 

友人はそう言いました。

私も自傷行為をした時に同じ気持ちでした。

 

でも、誰に頼ったらいいのかわからない。

なので、多くの場合は家族に頼ります。

 

この時の自傷行為をしてしまった人の気持ちは複雑です。

家族に心配をかけたくない気持ち。

でも、気にかけてもらいたい気持ち。

 

家族が悲しむ姿を見て

「やっぱり迷惑をかけている。

死んでしまいたかった」

と、自傷行為直後の時はそう考えます。

 

家族に、様々なことを言われると

自傷行為をした悩みにプラスして

 

家族からの善意からの言葉ですら

「こんなに皆を悩ませてしまった」と

自己嫌悪におちいってしまいます。

 

色々悩むのが面倒になったり

色々考えられるほど心の余裕がない時に

一度に色々いわれると

「やっぱり死ねばよかった」

と、なってしまいます。

 

私はつい言ってしまい

「まだそんなことを考えてるの!?」

と、怒られて心の回復に時間がかかりました。

 

なので、友人の言葉を繰り返していただけです。

意見を聞かれた時だけ

率直に相手を思いやるような言葉で返しました。

 

ほしいのは適度な距離感とあせらせない気持ち

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自傷行為をした人は

極度のうつ状態でいて

食事をとらない

寝ているかどうかもわからない

 

そんな状況になったりします。

「どうしても病院に行きたくない」

そんな人でも

 

・2週間で見るからにやつれた

・トイレすら行きたがらない

 

ようなら、受診をすすめます。

 

それまで、家にいて様子を見ているなら

食事をしなくても

「食べなさい」なんて命令はしないことです。

 

そんなことを言われなくても本人はわかっていますから。

「これ、おいしかったから、よかったら食べてみてね」

 

ぐらいにしておきましょう。

 

トイレは、人としての自尊心です。

これにも行かないようで下着を汚すようであれば

生きるのをあきらめています。

 

専門家に見てもらいましょう。

 

2週間は好きにさせておくと

たいていは少しずつ回復していきます。

 

・心配しすぎて過剰反応にならない

・否定しない

・人生は長いのだからゆっくりさせる

 

ぐらいの気持ちで接していきましょう。

 

私の場合は

うつ病がひどくなり

仕事にもいけなくなった時に

家族から言われて気が楽になったのは

 

「一度、世界中を敵に回すぐらい何もしないで休もう」

という言葉でした。

 

「仕事も、家事も、育児も何もしなくていい」

 

家の中はめちゃくちゃでしたよ。

でも、誰も文句は言わない。

 

気の向いた時だけ食事を作ったり

掃除をしたりして

 

好きなことだけを1ヶ月させてもらいました。

 

人生は長いのだからと

終わりの見えない休日をもらい

 

私は一ヶ月の自由時間で

生きる気力が取り戻せました。

 

人が一人いなくなったかのように

私が、振舞うだけで

「ママがなにもしないと、みんな困るね」

と、いうことがわかり

 

「死のうなんて思わなくていい。

必要とされる場所があり、必要としてくれる人がいる」

ということが、

言わなくても体感できました。

「休もう」

自傷行為をしてしまった理由は人それぞれでも

 

思い悩み苦しんで

がんばりすぎた果てに

ただりついた行為だと思うのです。

 

だから自傷行為のあと

「死なないように、がんばってもらいたい」

のなら、すぐにはがんばらせずに

まずはゆっくり回復をする時だと思って欲しいと思います。

 

(みみみ3)

 

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