自尊感情(自己肯定感)があれば子供は自立する

あなたの子供は自分に自信がありますか?

学校のなかでいつもクラスの中心にいて

明るいみんなのリーダー的存在な子供さんをお持ちでしたら

自信をもって「はい!」と言えそうですが

 

勉強もスポーツも全然だめ

発言も控えめでクラスで影が薄い子供。

 

学生時代の私がそうでした。

 

特に体育の授業が苦手で

かけっこ、跳び箱、球技もほとんどできませんでした。

 

学校行事で毎年やってくるマラソン大会は


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毎年下から数えた方が早い順位で

 

テストの成績なら他人に見られなくてすむのですが

マラソン大会になると自分の体力のなさがみんなにバレてしまいます。

 

走っているときはとても恥ずかしくて嫌な気持ちになっていたのを思い出します。

 

跳び箱も勢いつけて

「もし跳べなくて跳び箱にぶつかったらどうしよう・・・・」

という恐怖感でいっぱいでした。

 

やればできる!

という言葉でさえ私は信じられませんでした。

 

勉強、スポーツはいくらやっても上達する気がしなかった。

だってみんなと比べて圧倒的にできないのだから。

 

できないからやる気がおきない

やらないままにしてさらに人と差がつく

ようになって

「なんで私はこんなにだめなんだろう?」

自己嫌悪に陥っていました。

 

そうやって私は自己嫌悪するようになるとどうなったのかといいますと

人の言葉を異様に気にするようになりました。

 

自分のことを自分で好きになれないから

自分のことを評価してくれる人を求めたのです。

そうして私は他人依存するようになりました。

 

それが私の子供のころのお話しです。

 

皆さんもしくはお子さんのなかにも自分に自信をもてなくなった

経験があるかと思います。

 

さて、育児の最終目標とは一体何でしょう。

 

子供はいずれ、大人になり親元を離れ、

社会という共同体の中で生きていきます。

 

なので最終目標は

「自分で生きていけるようになること」

なのではないでしょうか。

 

それが私のように自分に自信がつかないと

他人に依存する関係になってしまい自立心を育てることができません。

 

では子供が自立心をもつにはどうしたらいいの?

 

その答えのヒントがアドラー心理学の中にあります。

アドラーとは一回は聞いたことがある

フロイトやユングと同じ人間の心を研究していた心理学者の名前です。

そのテーマになるのが「自尊感情(自己肯定感)です」

 

アドラー心理学では「自己肯定」が必要と言っています。

その子を肯定してあげれば自信がつきます。

 

私のように自信がなかったこどもでも

自信がつくようになり、やがて自立できるようになります。

 

じゃあ子育て真っ最中の親には、何ができるの?

子供の頃にどう育てればいいのかを知りたい!

 

そのための方法をまとめました。

まずは自尊感情(自己肯定感)についです。

 

自尊感情(自己肯定感)って何?

一言で言うと「自分に価値がある人間だと思う感情」です。

価値があるから自分を大切にでき、自分のことを好きになれるのです。

 

自分の短所・長所を認めてあげて

かの有名なSMAPの曲「世界に一つだけの花」のように

一人ひとりかけがえのない存在なんだと感じることが自尊感情です。

 

自己肯定の先にはどんな困難にも負けない

困難を克服する考える力と

ささいなミスにへこたれないたくましさがあります。

 

例えば学校の部活がどんなに厳しいところでも耐えられる力をもっていたり

友達に悪口を言われてもケロッとしている心の強い人になれるようになります。

 

勉強でもやればできると信じられるからこそ継続できて結果もだせるのですね。

 

では自尊感情(自己肯定感)をたかめるにはどうしたらいいのでしょうか?

 

自尊感情(自己肯定感)を高めるには勇気づけが必要

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「嬉しい」「助かった」という承認の欲求を満たすちょっとした言葉がけで自立ができる

アドラー心理学では「勇気付け」が

非常に重要な行為だとされています。

 

勇気付けとは

「好意や喜びの感情を伝えること」

 

例えば

「料理を手伝ってくれてとても助かったよ」

「毎日元気に学校に行ってくれてママも嬉しいよー」

といったように子供の行動を認め、

さらにそこに親の喜びの気持ちを加えることです。

 

勇気付けの言葉は、

「本来その人の中にあるいい部分を引き出す」

という行為であり、

これがアドラー心理学の示す

「教える」ことになるのです。

 

・勇気づけの必要条件は相手の中に「いいものが必ずある」と信じられること

「他者を信じる」子育てなら、

「子供を信じる気持ち」が土台となり、

親子でも、対等で誠実な関係性がそこにはあります。

 

日本人には、喜びの感情をなかなか表現しない文化があります。

特に男性は物怖じしない、動じないというのが

かっこいいと思われてる人が多いように見受けられます。

 

ですが、成長の過程で、

子供が、「嬉しい」「助かった」という言葉を受け取るのは

大事な言葉の栄養素なのです。

 

実はやってはいけない言葉がけ

「えらいね。」「いいこだね」

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「いい子だね。えらいね。」は主観的で人により変化します。

これは大人になってからの「共同体感覚」の違いにより

社会に出てから、問題になるのです。

共同体感覚についてはこちらの記事で解説しています。

 

同じ行動をとっても褒める人、褒めない人がいます。

 

親が「えらいね。」「いいこだね」と、褒めるだけだと

子供は「行動基準が褒められるかどうか」になるのです。

 

このような習慣が身についた子供は、

行動の目的が「自分で生きていけるようになること」ではなくなり

「人格への賞賛」になるため、

褒められていい気分にならないと不安になるのです。


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「えらい、すごい」と言ってくれる人に依存します。

親から精神的に自立することができなくなり、

いつも親がどう思うかを気にして

自分の意思で行動できない息苦しさを覚えます。

 

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例・子供時代 

親「歯磨きできたの?すごいね。えらいね。いい子ね」

本人「すごいもん!いい子だもん!」

思春期

本人「あれ?親がほめてくれない。じゃあ何をすれば褒めてくれるの?」(不安)

大人時代

会社で

上司「このプランの他に、もっとアイデアはないの?君の意見を聞きたいんだが」

本人「課長がほめてくれない。どうしよう。なにをすればいいんだろう(不安)このプランじゃなくてBプランなら褒めてもらえるかな」

と、褒められることが目的になっている。

 

「すごいね」「えらいね」の弊害褒めてもらえない人を拒否する

物事をやり遂げた時、

そのことをやった達成感ではなく、

「それができた自分がすごい」の人格の満足感になります。

 

しかし、社会に出れば「できて当たり前」

「やったうちに入らない」「さらにがんばればよくなる」と

いったように、価値観も立場も

まったく違う人々と接するようになります。

 

それは、やった人の人格を褒めるのではなく、

「行動そのものや、行動の結果に対する

ジャッジが帰ってくることが多くなる」

ということです。

 

褒めてもらえるはずの場面で褒めてもらえなかった場合、

褒めてくれない相手を受け入れられず、

拒否をするようになります。

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なぜなら、「行動ではなく、人格を褒められる経験」

を重ねて、ライフスタイルを確立してきたからなのです。

 

極端な例

会社の上司「これなら、もう少し踏み込んで考えられるだろう」

本人「自分なりに考えたのに、なんで褒めてくれないんだ。

認めてくれないのなら、こんな人は無視してやる」

「俺の価値がわからないなんて、こんな会社やめてやる」

 

このような事にならないためにはどうしたらいいのでしょう。

 

勇気付けと思ってかけた言葉が勇気くじきになってしまうことも

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勇気付けの反対に勇気をくじいてしまう勇気くじきの言葉があります。

たとえば、子育て中につい言ってしまう

「まだやってないのか」「はやくしなさい」

「ちゃんとしなきゃだめでしょ」

「これじゃまだまだ」

 

など、はっぱをかけるような言葉は

どれもやる気をなくす勇気くじきの言葉です。

 

・「勇気くじき」には、一見そうとは気づかない言葉も。

それが「がんばってね」「やればできるよ」

 

「がんばってね」は

今はがんばっているうちにはいらない。

「やればできるよ」はまだやっていない

という非難が含まれます。

 

言う側としては、

「相手を奮い立たせようと、好意で発している言葉だ」

と考えているのです。

 

この言葉は同じ言葉でも、人の反応はまちまち。

「はやくしなさい」を「今やろうと思ってたのに」

と思う人もいれば

「そうだやっちゃおう」と、はりきる人もいる。

 

「勇気くじき」の失敗をしないようにするためには、

「ただ事実を認める言葉だけを言う」こと

 

「がんばってね」ではなく「がんばってるね」

と、言えば、承認の欲求を満たす、勇気付けに変わります。

 

まとめ

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子供を自立心をもつ子供に成長させてくれる

自尊感情(自己肯定感)を育てるために

勇気づけの言葉をまとめました。

 

「がんばって」を

「がんばってるね」と

言い換えるだけで、

 

年齢での心理は

物心がついた年齢では

「まだがんばるのか・・・」

から

「がんばってるよ。目標まであと少しだもん」

と前向きになり

 

親がレールを敷かなくても

自らの意思決定で物事を決め

進んでいきます。

 

かといっても子供は人生経験が少ないもの。

親は、子の意思決定ではわからないことを

教え、助けるサポート役なのだと思います。

 

個人個人の人生は自分自身で決めるもの。

子供にやらせるのではなくてあくまでもサポート役に接しましょう。

 

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