4歳の反抗期の対応は子供を観察することから始めよう

ふつう、反抗期というと

1歳半~3歳ごろまで続く第一次反抗期のよくいわれる「イヤイヤ期」

 

中学生ごろから始まる

第二次反抗期があります。

 

 

4歳児の反抗期はあまり聞かないから

「うちの子は生意気でかわいげがない!」

と子供に愛情が持てなくなるママさんもいますよね。

 

私の経験ですと

4歳で反抗期を迎えた子供さんにひゃ


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お兄さんになってから

お姉さんになってからという子が多かったです。

 

また、私は障害者の放課後デイサービスで働いているのですが

 

広汎性発達障害により、精神的に幼いお子さんもおり

小学1年生~小学4年生でも反抗期のお子さんもいます。

 

その子達のなかには兄弟のいない子もおり

放課後デイサービスという場を利用して

子どもとしっかりと向き合い話を聞いています。

 

反抗期の多動性障害の子どもと

話をする時に注意していることがあります。

 

それは「言うだけ言わせてから要点だけを言うこと」

心に入り込むよう

決して大声を出したりせずに手短に話します。

 

子どもは長時間じっと話を聞いていることが難しいからです。

 

目を見てるその時だけは真剣です。

でも不適切な行動の注意をしたあとは笑顔に戻ります。

 

その子が穏やかに楽しく過ごせるよう

放課後デイサービスの支援をしています。

 

こんな仕事の場でも役に立っている

アドラー心理学の子育て術から

 

4歳児の反抗期のなんでなの?

どう対処したらいいの?を調べてみました。

 

Bさんは反抗期の子供にやつあたりしたり自分を責めたりで苦しんだ

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最初に触れたように、

3歳半にはたいていの子どもが終える第一次反抗期。

 

4歳になってもまだ終わらない反抗期をみて

私の育て方が悪かったの?

とママは不安になるかと思います。

 

幼稚園の年中組で

4才の男の子のママTさんのケースです。

 

Tさんの長男A君には

妹が2月に生まれたばかりでした。

 

春になり、年中組にあがって問題が起こりました。

新しいクラスにもなれた5月頃から

A君
幼稚園に行きたくない!

 

幼稚園へ行けば、下駄箱の靴をみんな投げてしまい

砂場で友達のつくった山をふみつぶしたり

砂を友達の顔にかけたり

 

Tさんはお迎えの時に、先生からその時々の出来事を聞き

 

先生に謝りながら

周りも驚くような大きな声で

Tさん
なんでそんなことするの!あやまりなさい!
と叱るのですが

 

A君
や~だよ!ば~か!

とすばやく逃げてしまう。

そんな光景を時折、見かけるようになりました。

 

A君の同じクラスのママのなかには

ママ
うちの子、A君に砂を背中から入れられたのよ
ママ
あれは、ママが悪いよねぇ
と陰口を言われたりすることもありました。

 

それでもTさんは、めげない、気さくなママさんで

A君のいたずらの被害にあったママさんは必ず謝り

Tさん
ほんと、困ってるの。うちでも言うことを聞いてくれなくて

と他のママ達にも話を聞いてもらっていました。

 

Tさんは言う事を聞かないA君をイライラしてどなってしまう。

叩きたくもないのに、つい手が出てしまう。

このまま悪循環を続けたくない。

とみんなに言っていました。

 

最後には

Tさん
こんなAだけど、なんとかするから、なかよくしてあげて、もらえるかなぁ

けなげにお願いしていました。

 

アドラー心理学から反抗期を考えると

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・いいことと悪いことはママが勝手に決めている

4才児の反抗期では「わるい行動」に注目されてしまいがちですが

 

そもそも、悪い行動と良い行動の違いとは何なのでしょうか?

 

親の言うことを良く聞く子どもが良い行動をしているかというとそうではありません。

それは「親にとって都合のいい、適切な行動」であり親の思い込みにあたると

アドラー心理学では書かれています。
アドラー心理学について基本的な考えを知りたい方は

こちらの記事をまずご覧になることをおすすめします。

自尊感情(自己肯定感)があれば子供は自立する
あなたの子供は自分に自信がありますか? 学校のなかでいつもクラスの中心にいて 明るいみんなのリーダー的存在な子供さんをお持...

 

実は、朝起きて「おはよう」

朝ごはんを食べから、幼稚園や保育園へ行く。

 

これらがすべて適切な行動になります。

「は?当たり前でしょ?」

と思われたママさんもいることでしょう。

 

実は子どもは1日を通して

ほとんど適切な行動をしています。

 

その適切な行動は「当たり前」すぎて注目されず、

親の好みや都合の合わないことにばかり注目し

 

なんとか親の思いどおりにしようと

悪い行動ばかりに注目しているのが親なのです。

 

では、悪い行動とはなんでしょう。

まず、自分を含む人や物を傷つけたり破壊したりする行為です。

 

たとえば

・他者に暴力をふるう

・他者を傷つける言葉を使う

・物をわざとに壊す

・物を盗む

・動物をいじめる

 

A君の場合は、物に当たる、他者に砂をかけるという悪い行動がみられたわけです。

 

「幼稚園に行きたくない」

というのは「親にとって悪い行動」にあたります。

 

A君には生まれたばかりの兄弟がいるので

Tさん
幼稚園に行ってもらわないと下の子の世話とA君の二人の世話をするのが大変

幼稚園はみんなが行くものなのであって

人としての不適切な行動にはあたりません。

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ですが、A君は「幼稚園に行きたくない」

 

ママは

「みんなが行っているのに行かないのはおかしい。

下の子のがいるから、幼稚園に行ってもらいたい」

幼稚園に行かない事をを問題視してなんとか行かせようとします。

 

4歳といえば、まだ体も小さく、抱きかかえて車に乗せて

強制的に連れて行くこともできますね。

 

そうやってA君の「行きたくない!」という主張を

 

「反抗しないで、行きなさい!」と幼稚園へ預けた日に

A君は不適切な行動を幼稚園で起こしていたのでした。

これがA君が悪いことをした原因です。

 

では次に悪いことをどう止められるかについて説明したいと思います。

 

・口を出す前に子供の行動を観察する。

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幼稚園へ行きたくないと反抗されたとき

 

そこで親が取るべき行動は

「なぜ行きたくないのか」を観察すること。

 

朝の着替えが遅かったとか

昨晩、眠るのが遅くなったのか

お気に入りのおもちゃで遊んでいる

テレビに夢中

その子の様子をよく観察することです。

 

たとえば着替えが遅かった時

ママ

なに、のろのろしてるの!お兄ちゃんでしょ!早くきがえなさい!
幼稚園におくれるわよ!

 

子供
今しようと思っていたのに。好きでお兄ちゃんになったわけじゃない。
子供
幼稚園が休みなら、着替えも、遅くてすむのに
子供
きがえるのやになっちゃった。もういいや!

という気持ちから

子供
幼稚園に行きたくない

という発言になったのかもしれません。


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・叱ることではなく、対処の仕方を子供に教えるチャンス!

子供にとっては、今後どうしたらいいかを学ぶチャンスと受け取れる。

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Tさんは、下の子どもに授乳をし、もう4歳になっているA君が

 

一人で着替えられるのに、なかなか着替えずに、のろのろしていることにイライラして

Tさん
はやくきがえなさい!

と頭ごなしに叱り飛ばしました。

 

Tさんは自分でも「気が短い」という性格の持ち主。

こうした子どもの着替えが遅い場合は

ママ
どうしたの?

という問いかけから

 

なんでのろのろしているのか理由を聞いて

ママ
じゃあママは今、下の子におっぱいをあげているから、幼稚園に間に合うようにできるところまでやってね

といったように叱らなくても済む方法はあるのです。

 

・適切な行動を知らなくて、悪い行動をとることもある

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A君は幼稚園で、下駄箱の靴を全部出してしまったことがありました。

 

A君
バラバラになって靴がとんでいくのは靴が踊っているみたいで面白かったぜ!

 

下駄箱の靴を全部出してしまう。

それが悪い行動だとわからずに、やってしまう場合もあります。

 

アドラー流の子育てでは

「ねぇ、Aくん、そんなことをすると、最後にはこうなっちゃうんだよ。わかるかな?」

「靴じゃなくても、もっといい方法を知っているんだけど、それを知りたくない?」

 

といったようなバラバラになって飛ばしても危険のない遊びの提案をすることもできます。

(新聞をちぎって飛ばす遊びです)
下駄箱の靴を全部出してしまったことを先生から聞いたTさんはすぐにA君を怒鳴りつけました。

 

しかし、ただ怒鳴られるから一時的におとなしくしているだけでは

子どもはきっと、また同じことを繰り返します。

 

なぜその行動が不適切なのかを理解すれば、子どもはひとつ成長できるのです。

 

・悪い行動には、注目されたいと心の底で思っている。

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悪い行動の中には暴言や

いたずらにより、大人を動かしたいと思っている子供もいます。

俗に言う「かまってちゃん」です。

 

思うがまま動かせるようになると

その子は不適切な行動をして、人を操作するようになるでしょう。

 

ここで大人が気にかけてはいけません

4才の反抗期のA君がしたかったのはまさにこれ。

 

下の兄弟に注目が集まり

今まで向けられていた親の目線が下の子に多く向けられるようになった。

 

A君は初孫。

おじいちゃんや、おばあちゃんまでみんなで

「赤ちゃんはかわいい」

と言って下の子ばっかりかわいがってしまっていたそうです。

 

そのさびしさから

悪い行動で親の視線を向かせようとしていたのでした。

 

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叱られたり、たたかれたりすることは、子供にとって不快なことであるはずなのに

 

親から無視されるより、叱られても叩かれても

注目を得ることのほうが子どもにとっては重要なのです。

 

・なだめすかしてもダメ。アメとムチは使わないで。

アメを与えて、子どもをなだめていた場合、

アメを与えられなければ、子どもの不適切な行動はとまらないですよね。

根本的な解決にはなりません。

 

4才の反抗期にはこれ!具体的な対処方法

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・聞く

まずは子どもの言い分を聞きましょう。

 

親は感情的にならずに

「なぜそういうことをしたのかな?」と質問してあげてください。

 

うまく言葉にできない思いを悪い言葉や、暴力的な行為であらわす場合もあります。

そういった場合でも落ち着かせて、目を見て話すと効果的です。

 

それでも話してくれない時があるので

子どもをよく観察することも大切になります。

 

・選ばせる

反抗的な態度に出られたとき

子供に選ばせるような質問を投げかけましょう。

 

ただし、危険がないように、うまく選択肢を設定します。

 

自分を認めてもらいたい。

その気持ちを尊重しながら、自分勝手にもさせない。

 

そこで、承認欲求が満たされ、反抗的な態度は少なくなっていきます。

 

・理由を説明して、冷静に反応する

反抗的で不適切な行動が見られた時、

やってしまいがちなのが感情的に叱り付ける事。

 

A君はTさんの怒った顔を

A君
紅の豚みたい!
と逆に面白がり

一時期、反抗がエスカレートしました。

 

その現場に直面した私は

Tさん
そんなことを言ったら、A君ママは悲しむよ。

聞いてる私も悲しくなったよ。人を傷つけるような言葉は言わないほうがいい。

Tさん

そういうことばかり言っているとお友達がだれもいなくなっちゃうよ。ママにきちんと謝るんだよ。

A君はママは悲しむという言葉が効いたようで

A君
ママ悲しい?ごめんね

 

と謝っていました。

 

その様子から

A君
A君はTさんが大好きなんだよ。

だから、自分を見てほしくて色々悪さしちゃうんじゃない?

と伝えたことがありました。

 

まとめ

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4才というとかなり理解力も発達してきています。

「まだ子供」いいえ、「一人の人間」です。

 

その子、その子に個性があり

反抗するのは「自分」が出来てきた証拠です。

 

忙しい毎日に反抗ばかりされていると、

こっちもストレスがたまるし

 

そのくせ、怒鳴ったりしたら

後から落ち込むしで、

子育てに自信をなくしてしまうかもしれません。

 

けれど、「こうすればどうだろう?」と、

ママ自身が建設的な考え方を持って

おおらかに子供と接してもらいたいと思います。  

 

大丈夫ですよ。

最初に触れたとおり私は障害者の放課後デイサービスで働いています。

 

そこで支援をしている子どもたちも

ちゃんと月々、日々に成長をしています。

 

知能指数が計測不可能。

そんな言葉のない子どもでも成長があるんです。

 

だから、4歳児の反抗期は成長の証。

 

社会的に悪い行動が、なぜいけないか。

観察をして、聞いてあげて、提案をして

子どもに選ばせてあげることだけが親の出来ることでしょう。

 

(みみみ3)

 

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